chuffのコーヒーはサードウェーブではありません。
シングルオリジンの豆ではなく、国立にある老舗ロースターのカイルアコーヒーさんのケアミックスをしています。
カイルアコーヒーさんの豆の特徴は深くて甘いことです。
香りの中にも深さと甘さが感じられます。
淹れ方も豆の良さを最大限に引き出せるようにカイルアコーヒーさんからご指導を受けました。
ネルドリップで毎日、丁寧に淹れています。
アイスコーヒーはカイルアコーヒーさんのアイスMを使用しています。
ついつい濃いコーヒーと言ってしまがちですが、濃いといより深い。
深く甘く、夏の暑い時にピッタリです。
エスプレッソ、カプチーノの豆ももちろんカイルアコーヒーさん。
ドリップだけでなくエスプレッソ系にも力を入れているカイルアコーヒーさん。
谷保のカイルアコーヒーさんの店舗ではエスプレッソやカプチーノ、マキアートが頂けます。
豆の背景を学びその味の違いを楽しむ事も素晴らしいですが、chuffではシンプルに美味しいコーヒーを提供していきたいと思います。
I like my coffee storng.
カイルアコーヒーさん
http://kailua51.com/
chuffから大学通り方向に50mぐらい行ったところにある葉々屋さん。
紅茶の茶葉は葉々屋さんのものを使わせて頂いています。
日頃から自宅用やちょっとしたお土産に利用させて頂いたので、紅茶は迷うことなく葉々屋さんにお願いしました。
美味しい茶葉をきちんと淹れるためのポイントも教えて頂きました。
しっかりと茶葉の味と香りが感じられる紅茶を提供します。
今はストレートティーとミルクティーだけですが、アドバイスを受けながらメニューを増やしていければと思います。
紅茶を出す時に使っている真っ赤なカップも葉々屋さんに置いてあるものを使っています。
葉々屋さんは紅茶だけでなく、雑貨も置いています。
スコーンもとても美味しいです。
葉々屋さん
http://www.yoyoya.com/
chuffは2010年に雑貨屋さんとしてスタートしました。
今の店舗より一橋大寄りのこもれび通りにあり、目の前の一橋大の緑のせいか、ちょっとノンビリと6年間を過ごしました。
バッグが中心で海外のエコバッグやトートバッグなどを多く揃えていました。
今のお店でも主なものは取り扱っています。
前のお店に来て頂いた方も多く、お声を掛けて頂くたびにとても嬉しく思います。
現在のお店もそれまでの6年間があってこそだと思っています。
その繋がりを少しずつ広げながら、続けていきたい思います。
コーヒーでも飲みながら、相変わらずノンビリと。
コットンのトートバッグはオープン当初からchuffのメインアイテムです。
海外のちょっと珍しいトートバッグを集めています。
まずはSTRANDはニューヨークの本屋さん。
このトートバッグを持っていって、本を購入すると少し安くなるそうです。と、ここまではよくある話。
STRANDのトートバッグはその種類の豊富さです。
ー シェークスピアや本がモチーフになったもの
ー ニューヨークをモチーフにしたもの
ー Kate Spadeとのコラボもの
全く意味不明なものも多数あります。(こちらがネタ元を知らないだけだと思います・・・)
Whole Foodsのトートバッグも人気です。
これまでいくつかのバッグを入荷しましたが、すぐにデザインや形が変わってしまいます。
でも、どのバッグもオーガニックスーパーのものだけあって、ナチュラルな質感とエコなデザインが特徴です。
入荷があまり無いので、すぐに売り切れてしまいます・・・。
デンマークのイヤマのバッグも定番です。
横を向いたかわいらしい女の子がポイントです。
生地が厚く、丈夫な作りなので使い心地抜群です。
ちょっと珍しいブルーのものもあります。
この他にも海外を中心としたトートバッグがあります。
コーヒーを飲みながら、トートバッグも探してみてください。
エコバッグもオープン当初からずっと取り扱っています。
丸めるとポケットに入りそうなエコバッグを広げると、2リットルのペットボトルも余裕で入るサイズになります。
最近はスーパーの袋も有料なので、一つ二つ持っていると何かと便利です。
国立を歩いていると紀○○屋さんのバッグだけでなく、少しカラフルな柄のエコバッグを使っている方をちょくちょく見掛けます。
その中にはchuffで購入された方もいるかもしれません。
でも、ほとんど同じ柄のバッグは被らないはずです。
chuffで扱っているLOQI、エンビロサックスなどのエコバッグの柄は全部で100種類を超えています。
どれも日本のメーカーとはちょっと違うデザインです。
シンプルなものからポップなものまで多彩です。
ゴッホやフェルメールの名画をバッグにしてしまったデザインもあります。
1000円前後なのでちょっとしたプレゼントにもピッタリです。
贈る相手をイメージして選ぶのも楽しいです。
国立の旭通りには、30年以上前に「国立スカラ座」という映画館があったそうです。
歩いて映画館にいけるなんていいなと思ったので、やってみることにしました。
マイクロシアターとはミニシアターのさらに規模の小さなイメージです。
かけられる映画はメジャーなものは難しいですが、価値観が少しだけ拡がるような作品を中心に、時には懐かしい作品やのんびりとした作品も紹介していければと思います。
実際に監督した方や携わった方に来場頂くイベントなども検討しています。
ぜひ一度お越しください。
しばらくお待ちください。
これまで上映した作品の一覧です。
2020/2/15sat
“紅葉を楽しみ、幻の大滝を見て、温泉でゆっくりのはずだった… 7人のおばちゃん、山で迷う。” 滝ツアーに参加したおばちゃん7人がいきなり山の中でサバイバル生活!
『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』の沖田修一監督が贈る、 7人のおばちゃんたちが繰り広げるアドベンチャー・コメディ!
自分はこのタイプだな、あの人はこのタイプだなとか思わずにはいられませんでした。
2019/12/1sat
梅農家の実家を手伝う青年と、ボクシングジムに通う女子高校生を中心に、“詩のボクシング”を通じて成長していく人々の姿を描く青春エンタテインメント。
インディーズ映画の登竜門として知られる田辺・弁慶映画祭の第10回開催を記念して製作された長編作品です。
“詩のボクシング”というのは本当にあるようです。テーマも演者も風景も全て初々しい楽しい映画でした。
主演の岡山天音さんは国立市出身だそうです。
2019/11/16sat
フィンランド人の若者ペトリが、失恋をきっかけに、自分の持ちモノすべてをリセットして行なった365日の“実験”生活。
その中で、毎日「自分にとって必要なモノは何か?」をペトリが考えていくうちに、「幸せになるために、人生で大切なものは何か?」という問いが、観る者にも投げ掛けられてくる映画です。
真剣なミニマリストというよりは、少し変わった実験をした北欧の若者の楽しい話でした。
あまり切実さが無く、失恋をきっかけに楽しくやるぐらいのスタンスがいいのかな?と思った次第です。
2019/11/16sat
「建てない」建築家の坂口恭平さんが、材料はホームセンターで購入し、26,000円でモバイルハウスの製作にとりかかる。
設置場所は吉祥寺の駐車場。多摩川から設置場所の吉祥寺に移動という前日、東日本大震災が起こった。 住むとは? 暮らすとは? 生きるとは? ここには私たちが生きていくためのヒントがいっぱい詰まっています。
モバイルハウスの制作過程がDIY的な感じで楽しく展開していく中に、家や建築についての本質的な疑問が挟み込まれる展開でした。
この映画で触れられている3.11だけでなく、ラストの熊本の家(熊本地震の前の撮影)、この前の台風での多摩川など、映画の後にも自然災害と住むことが切り離せない状況が続いていると考えさせられます。
2019/11/02sat
1963年公開の少し古い映画ですが、当時には「国立スカラ座」でも上映されたかもしれません。
ヘップバーンの衣装をジバンシーが提供した事でも話題になったそうです。
「サスペンス」「コメディ」「ラブロマンス」を一体化した内容で昔ながらの楽しい映画です。
最近の複雑な伏線だらけのサスペンスとは違い、わかりやすい伏線で、逆に先が読めない展開でした。
オードリー・ヘップバーン演じる未亡人の心変わりも激しく、結局のところオードリー・ヘップバーンのチャーミングさが際立つ楽しい映画でした。
2019/08/25sun
東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門正式出品
「学校とは教育かビジネスか」というアンタッチャブルなテーマに挑み、教育現場の”今”をあぶり出した意欲作。
監督の日原進太郎をお招きし、国立人の加藤さんとのトークショーを開催しました。
2時間を超える長編でしたが、理想を求める想いと経済的な現実とのギャップが丁寧に描かれていました。その中で不器用ですが成長していく学生さんが印象的でした。
その後のトークショーでも話がありましたが、学生は映画学科の生徒さんが演じていて、バックボーンもほぼ実際と同じだそうです。
トークショーでは日原監督に演出自体の質問があったりして、刺激的なものでした。
2019/07/20sat
アスペルガー症候群の主人公の眼に映る世界をユーモアたっぷりに描き出し、シモンというユニークで愛すべきキャラクターを生み出した。誰もが心満たされるキュートでハッピーな物語。
北欧デザインのインテリア、カラフルなファッション、スウェーディッシュ・ポップで彩られたラブコメディです。
単純にアスペルガー症候群のコミュニケーションのギャップを笑いにするのではなく、アスペルガー症候群のシモンもそれ以外の人も、一生懸命にそれぞれを想いあうことが楽しく描かれていました。
お兄さんが乗っていたバイクにあずきとよもぎを乗せたいなあと・・・。
2019/06/29sat
哲学対話という耳慣れないテーマですが「かんがえる」ということに向き合った真剣なのになんだかおかしいドキュメンタリーです。
また、この「こども哲学教室」を主催しているアーダコーダのメンバーである幡野 雄一さんをお招きして、こども哲学の活動をご紹介いただく予定です。
幡野 雄一さんは「くにきたべーす」での探究型の学習塾「ベースクール」やシェアトラック「ポイトラ」など楽しそうな活動もされています。
映画は「こども哲学」の紹介に留まらず、子どもたちの表情や変化、何気ないけど、美しい風景なども印象的でした。
トークショーは幡野さんのお話だけでなく、参加された方との対話もあって、30分の予定が1時間ぐらいになりました。
何か結論めいたものはありませんが、参加された方すべての方がいろいろな想いを持ち帰ったかと思います。
2019/06/08sat
この作品はトーベ・ヤンソンの自ら監修した78 年から82 年にポーランドでパペット・アニメーションのTVシリーズをカラー修正・再編集し、美しい長編映画としてよみがえらせた作品もの。
日本のテレビアニメのムーミンとはちょっと違った雰囲気の作品です。
微妙なクオリティのパペット・アニメーションに、本線から外れるちょっと長めの脱線エピソード集。ほのぼのというよりは、そこはかとない不安感が漂う心がざわざわする作品でした。最後のビョークが合っていました。
これまでのカフェの空間をギャラリーとしても楽しんで頂けるようになりました。
若いアーティスト、地域のアーティスト、海外のアーティストを積極的に紹介していきたいと思います。
入場は無料です。通常のカフェ営業の中でもご覧いただけます。
15時以降は少し座席を減らして、ゆっくりと作品をご覧いただけます。もちろんドリンク、デザート等も楽しんで頂けます。
居心地の良い空間で美味しいコーヒーと一緒に、世界が拡がる場所になればと思っています。
2024/04/04thu 〜
「写真と仲良くなれるカフェ教室」がリニューアルし「写真部室部」が始まります。
写真をきっかけにゆる~く集まり、毎月違うアートな写真作品と過ごせる ”部室を楽しむ” 部活動。
そして2ヶ月に1度、真剣勝負な本番試合として (!?) 都内でのオススメの写真展を見に行ったりも♪
合言葉は「写真との部室でのんびり過ごそう」
部室で、ぐだぐだ~といる時間って・・・楽しいですよね。
そして案外、写真以外のことを話している時の方がより写真だったりもするので 写真のように暗くなったり明るくなったり、人生まるっと楽しみましょう!
案内人は、引き続き邸宅の建築も楽しめる写真専門に取り扱うギャラリーZEIT-FOTO kunitachiのホせさん、写真専門学校講師を務め、国立在住一児の母でもある岡崎さんです。
途中の入部も体部もありです。1回だけの体験入部もお待ちしております。
詳細はこちらをご覧ください。
これまで開催した企画の一覧です。
2023/06/01thu 〜
5月より展示作品に合わせて「良い写真って何?」というポイントを写真専門の案内人からのヒントを手がかりにご紹介する教室がスタートします。案内人は、邸宅の建築も楽しめる写真専門に取り扱うギャラリーZEIT-FOTO kunitachiのホせさん、写真専門学校講師を務め、国立在住一児の母でもある岡崎さん。
コーヒーを1杯ゆっくりと味わいながら、様々な写真表現の謎を解き明かすように写真の面白さに触れていきます。また、みなさんがスマホのカメラで日頃撮っている写真へも “自分らしさ” をプラスできるヒントもお持ち帰りできます。カフェ教室をきっかけに、普段、敷居が高いと感じてしまいがちな国立市内に点在する様々なギャラリーも気軽に楽しめるようになりましょう!。
詳細はこちらをご覧ください。
2023/01/19thu 〜2023/03/12sun
どこかであり、どこでもなく、いつかであり、いつでもなく。 エキゾチックな世界を巡る架空の旅へのご招待。
旅と記憶と写真について。異国を一人で歩いていると、どこか似ている場所の記憶がふっと浮かぶことがあります。賑やかな島のビーチで真夏の湘南を、ミクロネシアの空港に降り立てば夜の那覇を、東南アジアの街角で遥か昭和の街並を。
はるばる異国を訪れているのだから、目の前の新しい出会いや発見だけを楽しめばよいものを、頭は勝手に過去の記憶を呼び起こします。「思い出す」ことも人の本能なのでしょうか。
旅で撮った写真を見ていると、何年も経っているのにその時の感触がリアルに浮かびます。かと思えば、平凡な日常と旅の冒険とのギャップから、果たして自分は本当にここに行ったのか?あれは夢か幻だったのでは?なんて錯覚さえ感じます。
記憶は遠く離れた場所も、過ぎた時間をもつなぎ、 写真は私の記憶と現実を、現実と想像をつないでくれる。
今回の展示は過去10年間に訪れた数カ国の写真をミックスして、世界を巡る架空の旅(ツアー)をイメージしています。これら「いつかどこか」の風景が、誰かの「いつかどこか」や想像とつながることを愉しみにしています。
小松宗光(こまつ・むねみつ)
1968年、神奈川県川崎市生まれ。
桑沢デザイン研究所パッケージデザイン研究科卒業。 2008年、写真ワークショップ「街道塾」参加。 現在、写真自主ギャラリー「Gallery街道」メンバー。 都市風景をモチーフにした作品の発表を継続中。
写真集「Finder」シリーズをVol.20まで刊行
展示の間は、時間と場所を旅しているような感じでした。最後はどの写真もどこか懐かしい印象となりました。
2022/11/17thu 〜2022/12/25sun
上村雄高さんの写真展示やポップアップショップの他に3つのイベントを企画しています。
いろいろな形でいろいろな環境にいるたくさんの犬達の姿をご紹介します。多くの犬が元気で生き生きとしています。
その姿にホッとしつつ、コーヒーでも飲みながら、少しだけ犬猫のことを考える時間を作って頂ければと思います。
詳細はこちらをご覧ください。
写真展の他にも国立旧駅舎での映画上映やブルックリンとのリモートイベントなど、盛り沢山でした。多くの方といろいろな犬の話ができました。
2022/10/20thu 〜2022/11/13sun
武蔵野美術大学在学の近藤茉由さんの展示です。
日本画を専攻されていますが、抽象的ですが、記憶のどこかに引っかかるような不思議な作品です。
「日常で生まれた視覚情報と、人の記憶や気配を画面上に構成することをコンセプトとして作品を制作しています。 画材は主に、岩絵具、クレヨン、蜜蝋などで絵画を主な表現方法としています。生活する中で、正解の無い複雑な感情が絵画という形で変換できないかと考えています。」
近藤茉由
武蔵野美術大学 日本画学科4年
略歴
2016 年 第 16 回佐藤太清賞公募美術展 絵画の部 特選
2021 年 FACE2022 入選 (SOMPO 美術館)
2021 年 第 21 回佐藤太清賞公募美術展 日本画の部 入選
2022 年 渋谷ヒカリエ展示
2022 年 コートギャラリー国立「国立植物園」グループ展
2022 年 武蔵野美術大学日本画学科企画展「感知力展」
若いアーティストの作品をたくさんの方に観に来て頂きました。抽象と具象が相混ぜになりつつも、懐かしさと若々しさを感じる展示でした。
2022/09/15thu 〜2022/10/16sun
いつもエバーグリーンな音楽を届けてくれる「ヒックスヴィル」。
そんなヒックスヴィルのメンバー二人の写真展です。二人がギターの代わりにカメラを持つとどうなるか?
きっと、二人の演奏に似た交互に輝くフレーズのような展示です。
「木暮の『写真熱』に触発されて今回一緒にやることにしました。音楽も写真も誰かと一緒にやるのは楽しいですね!」中森泰弘
「準備期間ヤケにそわそわが続いた日々。これは人生のターニングポイントなのかもしれない。」木暮晋也
中森泰弘 YASUHIRO NAKAMORI
長崎県出身 東京在住
ヒックスヴィル / ミュージシャン / フォトグラファー
木暮晋也 SHINYA KOGURE
ヒックスヴィル / ギタリスト / ソングライター
WOW WOW HIPPIES、ROTTEN HATSを経て
1994年ヒックスヴィル結成。
ギタリストとしてオリジナル・ラブ、FISHMANSなどに参加。
楽曲提供、プロデュースや舞台音楽などの制作も行う。
最新作はインストによる木暮晋也BANDの1stアルバム「EZ LISTENING」
最近の趣味は珈琲と写真。
たくさんの方が鑑賞に来て頂き、賑やかな1ヶ月になりました。どの作品も直感的に訴えかけるものがあり、二人の個性や共通点が感じられる展示でした。
2022/03/17thu 〜 2022/05/08sun
カタストロフィーやペストが、ポテンシャルエネルギーを伴って反復し、時が経つにつれ、我々個々の記憶を集団化させようとする。しかし、その体験や記憶は、希薄になっていくのが常である。
3 .11以降に写真を撮り始めた私が、撮影する社会状況の中へ身を置くことを意識し、合間を縫い合わせるように写真を撮る。生きられる身体は、物質の塊としての性質と、現実を知覚し現実世界で行動する媒介としての性質も持つ。身体の延長としてのカメラは、あえて重くて操作繁雑なものを使った。身体の物質的ベースを増加させ、鈍くて思うように撮れないのは、写真というメディウムの本性でもある。
写真の記録は、植物も、都会風景も、人物も、表層的な質感は等しく、カメラという機械に捉えられ、普遍的なもの、特殊なもの、未分化のまま並置されているのを感知するのである。 写真のフレームに囲まれたものは、躊躇、不安定、何か起こりうるような事象。フレームの外に離散する無意識の情報も、機械に明徹に記述され、理解可能にしてくれる。同時に、理解不可能なものも現れる。
写真を撮るにつれ、現実に近付けば近づくほど、写真が記述したのは非現実であることを気付かせてくれる。
本展に出品した写真は、ただ、取るに足らない人間が、現実にミニマルな介入をして、じわじわと差異を引き起こそうとする、一連の持続運動。
田 凱 DEN Gai
1984年中国生まれ、東京都在住。
2014年清里フォトアートミュージアムで作品収蔵、
2018年第19回写真「1_WALL」グランプリ、
2021年第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021入賞、
現在、作品制作に取り組みながら、日本写真芸術専門学校非常勤講師、武蔵野美術大学特別講師を務める。
これまでで一番大きな写真もある展示でしたが、サイズだけでなく、すべての作品に静かな迫力を感じました。
2022/02/03thu 〜 2022/02/13sun
美大生イラストレーター コガハルコの初の個展です。人々の日常の一コマを切り取ってイラストにし、どこかクスッと笑えるような日常の小さな幸せを描き続けていくことをポリシーに活動しています。
「見て下さった皆さんの気持ちがほんの少しでも晴れますように」
コガハルコ
熊本県出身
武蔵野美術大学 デザイン情報学科 在学中
あずきとよもぎのイラストも描いて頂きました。それぞれの性格が描かれていて、お店の宝になりました。
他にも楽しい作品がたくさんあり、この展示会のタイトルとコガさんの印象通りの明るい晴れやかな展示でした。
2021/11/04thu 〜 2022/01/30sun
景色がうっすらとしか見えない暗闇の中。まるで真夜中の真っ暗な海の上で悠々と浮いている船のような自分。
写真家の姜美善は、情報過多な日中に比べ、見えるものが少ない深夜は居心地よく感じられたと言います。観る者もなんとなく落ち着いた気分になれる静かな夜の写真群です。
※knot: 〔船舶や航空機の速度の単位〕ノット 時速1海里(1.852km)のこと。
姜 美善 / Gang Misun
韓国出身
桂園造形芸術大学写真芸術学科
東京ビジュアルアーツ写真学科
2017年よりTOTEM POLE PHOTO GALLERY参加
久しぶりの展示でしたが、たくさんの方が観に来て頂きました。
少し重い印象でしたが、作家の姜美善さんのお話を聴くと、どこかホッとするような違った印象となる不思議な作品でした。
2020/10/15thu 〜 2020/12/20sun
2000年から2001年。奨学金を受けて一年間アメリカに滞在しました。日々の生活と小旅行でのスナップから10点を展示します。これらの写真を発表するのは初めてのことです。車社会にもかかわらず免許がないので、電車とバスと自転車と徒歩でゆっくりと移動しました。帰国翌日は9月11日。あのような大事件が起きるとは夢にも思いませんでした。
吉川直哉
よしかわ・なおや 写真家。1961年生まれ。⼤阪芸術⼤学写真学科卒、⼤学院芸術文化研究科修了。⽂化庁派遣芸術家在外研修(アメリカ)。チビテララニエリセンター選考アーティスト・イン・レジデンス。秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス。⼤理国際写真祭、平遥国際写真祭、ラビリンス国際芸術祭など招待。テグ写真ビエンナーレ 2016 ⽇本⼈初の芸術監督。ヘルシンキ写真祭 2020国際審査員。国内外で展覧会、ワークショップ、シンポジウム、講演など多数。
スナップの写真展は初めてでした。
作品としての鑑賞に加えて、吉川さんの当時の生活や旅行や20年前のアメリカが感じられた展示でした。
2020/01/08wed 〜 2020/02/02sun
ずっと、ある窓が気になっていた。
そしてある日、その窓をそっと開けてみた。
窓を開けたその先にはビルの壁があり、ビルとビルの隙間に光が見え、人の姿が流れるように過ぎていった。
一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなった。
ここは一体どこなのだろう。 (会場展示より一部抜粋)
河内 智子
2009年から撮り始め、2016年に逗子にある古本イサドととら堂にて展示をした作品になります。
寒い時期にピッタリな展示でした。
窓や隙間から見える風景が寂しげですが、素直に受け入れてしまう作品でした。
2019/11/27wed 〜 2019/12/26thu
なにも考えずに日本を飛び出し、帰りの切符も捨てて、エストニア、フィンランド、オランダ、イギリス、フランス、チェコ、ハンガリー、スロバキアとあてどもない旅をしたのは、今から20年前のことだった。どこにいくのか、なにをしたいのか、なぜ旅をするのか、よくわからないまま、その旅は一年半も続いた。行き当たりばったりで、なんの生産性もないひどい旅だったが、残った写真のおかげで、私はかけがえのない時間を思い出すことができる。
藤岡亜弥
エストニア、フィンランド、フランス、…ヨーロッパの国々をさまよい、さまざまな街や人たちとの出会いと別れをまとめた「さよならを教えて」。
15年前に発表され、多くの人の心を掴んだこの作品は、いま見ても色あせることはありません。
冬のヨーロッパ、街のキリリと凍るような空気とあたたかな居心地の良さは、見る人たちの心をつかみます。
12/14にはファシリテーター の山下なみさんをお招きして、作家の藤岡亜弥さんを交えて女子限定の「シュトーレンからはじまる写真とのビタースイートな旅」のトークショーを開催しました。
カフェでも提供しているワッカトリエさんのシュトーレンをつまみながら、写真と旅の話で盛り上がりました。
2019/10/16wed 〜 2019/11/17sun
「この度ご縁があり、chuffさんで写真展を開催させて頂く事になりました増田貴大と申します。
山陽新幹線の新大阪から広島間の車窓の様子、そこに住む人々の姿を撮影しております。
日々の仕事や生活に追われて、なかなか列車の旅に出られない方に、少しでも新幹線旅行の気分を味わって頂けましたら幸いです」
新幹線に乗って高速で走り抜けているとき、見るともなしに眺める窓の外は、どんどん後ろへと流れて目の前から消え去り、人の営みをそれほど意識することはないでしょう。
一瞬で走り去っていく車窓から見える日常を、特殊な手法で捉えたこの作品には、見覚えのあるような、そして共感できるような風景があります。遠い距離の向こうの見知らぬ人たちのドラマを感じていただけるかもしれません。
10/26にはベースクールの幡野 雄一さんをお招きして「写真 × 哲学対話」のトークショーを開催しました。
最終的には「なぜ人はのぞきたくなるのか?」をテーマの刺激的な対話になりました。
期間中はchuffが新幹線の車内かのように両側に新幹線からの景色が楽しめる空間になりました。
2019/09/04wed 〜 2019/10/06sun
「内側か外側かわからないようなこのプライベートスペースには、誰が住んでいるのだろうか」
曇りガラスや模様入りガラスが印象派の絵画のように見え、興味を持って撮りためたと言います。日本人にとって珍しくない磨りガラス越しの他者の私的な生活の一部を、自室に持ち込むことで出来上がったコラージュです。
10/5には美術鑑賞ファシリテーターの小田川 悠さんをお招きして、対話型鑑賞もおこないました。当日は作家のBruno Quinquetさんからのお話も聞くことができました。
コラージュという手法、イベントでのみなさんの意見、作家の意図など、ひとつの作品からいろいろなことを考えた展示でした。
2019/07/17wed 〜 2019/08/11sun
この企画はchuffのスタッフの学生さんが友人達と有志で企画したものです。
プラスチックの問題をいろいろな角度からわかりやすいインフォグラフィックスで紹介します。
ゴミを分別するだけでは解決しない問題を紹介しています。
また、この企画を主催した学生さんのトークショーを開催しました。
企画した学生さんの思いが伝わる展示とトークショーでした。
プラスチック問題だけでなくいろいろな社会問題に対しても意識が高く、それを実際の活動につなげていく行動力と表現力に驚かされました。
今後の活躍に期待します!
2019/06/12wed 〜 2019/07/14sat
常が一瞬で消え去ることもある。東日本大震災以降、 一見特別でないことを切り取り残していくことを大きなテーマとしているフジモリの写真は、なんでもなく過ごす日々がどれだけ貴重なものかを考えさせます。
【作家プロフィール】
1986年東京都生まれ。
2008年日本写真芸術専門学校フォトフィールドワークコース卒業。
2011年 ’petit GEISAI#15 準グランプリ受賞。
2013年より清澄白河・TAP Galleryに所属
展示会やzineを主体に作品を発表。
2017年ユカイハンズパブリッシングより写真集「apollon」を出版
「日常というものは奇跡なのかもしれない」という思いは、311以降、よりつよくなった。 その人、その風景に出会って、撮ることができた。 それは平凡なこと(当たり前のこと、でもいいか)ではなく、とても劇的なことだ。 そんな日常のはかなさは、清らかで美しく、神聖でひたすらに愛おしい、子供のころの記憶と重なる。 日常に居ることができるからこそ出会うことのできた、「当たり前」を大切にしたいと思う。
被写体の切り取り方はいろいろですが、質感がとても印象的でした。
ギャラリーでは若いアーティスト、地域のアーティスト、海外のアーティストを積極的に紹介したいと考えています。 価値観が少しだけ拡がるような作品を紹介していきたいと思います。
価値観が少しだけ拡がるような、そんな空間をみなさんと共有できたらと思います。
15時まではカフェ営業の中での展示、15時以降はギャラリーをメインとした空間を用意しつつカフェ利用ができます。
作品販売や物販にも対応、100インチプロジェクタでの映像紹介なども可能となっています。
アーティストの方の表現の場としてぜひご利用ください。
写真、イラストレーション、絵画などさまざまな技法での作品をお待ちしています。
ギャラリーとしてははじまったばかりですので、いろいろなご相談を受けながら柔軟に対応したいと思います。
<申し込み方法>
下記メールアドレスよりお申し込みください。
gallery@chuff.co.jp
<利用料金>
4日間 40,000円(税別)
<展示利用期間及び時間について>
期間 木曜から日曜までの4日間
時間 木〜日12時〜17時
※カフェ主催のイベントなどのため、閉店時間を変更する場合があります。
詳しくは利用規約を参照ください。
利用規約
open 12:00〜17:00
月曜/火曜/水曜 定休
〒186-0002
東京都国立市東1-16-29 ハーツ国立2F
tel 042.505.5237
chuffという名前より「あずき店長のいるカフェ」といったほうが話が通じるかもしれません。
散歩していてもよく声を掛けられます。
chuffの開店当初は2歳だったあずきも9歳になりました。(2017年4月現在)
おとなしいと言われがちですが、食べ物があればそれ所ではないです。
お客様のバッグの中にも頭を突っ込んでめぼしいものが無いかチェックします。
そんなあずき店長ですが、会いに来て頂くお客様もたくさんいっらしゃいます。
休みの日もありますが、食事が終わったあとにお声を掛けて頂ければご挨拶します。
たまに犬種を聞かれる事がありますが、はっきりした事はわかりません。
あずきは生後2ヶ月半ぐらいの時に保護団体から譲渡して頂きました。
おそらくビーグルと柴が入っていると思いますが、よくわかりません。
あずきに会いに来ていただくお客様の中にでも保護団体から譲渡を受けた方も多くいます。
あずきと同じ団体からの方もいらっしゃいました。
“RESUCRE” IS OUR FAVORITE BREED
直訳すると「保護犬は私達の一番お気に入りの犬種です」という感じでしょうか。
オリジナルバッグでもコラボしているM.N.DAVIS & SONさんが保護犬のチャリティ活動のために作ったバッグに書かれたメッセージです。
もしこれから犬や猫を飼う方がいらっしゃれば、是非、保護団体からの譲渡なども考えてみてください。
純血種もたくさんいますし、雑種でもあずきのような元気な子もたくさんいます。
どんな犬種も一緒に暮せば、一番お気に入りになります。
興味がある方はあずきを譲り受けた団体も含めてご紹介します。
すごく詳しい訳ではありませんが、簡単なご相談にも乗ります。
犬や猫を飼う事はすごく楽しい事ですが、責任も伴います。
なかなかうまくいかない事もありますが、そんな事も一緒に共有できればと思っています。
chuffはカフェと雑貨店ですが、そんな場所にもなればいいなと思っています。
M.N.DAVIS & SONとコラボしているバッグは売上の10%をあずきの出身の保護団体へ寄付いたします。
NPO法人犬と猫のライフボート
https://www.lifeboatjapan.org/
実はかなりこだわっています。
でも、座って心地良い椅子ってほとんど気付かないですよね。
心地良く過ごせて頂ければ、それで十分なのですがあえて説明(自慢?)させてください。
chuffの家具は都立大前にあるno name parishさんにご相談しました。
no name parishさんはその名の通り、有名なデザイナーの有名な椅子だけでなく、名が無くともデザインが良くや使い心地が良いものを揃えているお店です。
カウンターの黒い椅子はボーエ・モーエンセンのJ49。
一見、どこにでもあるように思いますが、細かいところやバランスが計算されつくされています。
すっきりしたデザインですが、座っていてもしっかりとして、長く座っても疲れません。
外の景色も眺めも良いので、気持ちの良い場所です。
4人掛けの席はアンティークのアーコールの椅子。
1980年代の椅子で4脚揃ったものをno name parishさんに探して頂きました。
これも30年以上前のものとは思えないぐらい、しっかりしていて座りやすいです。
テーブルはJ.S. Funitureのもの。皆でおしゃべりしながら楽しく過ごせます。
真ん中の2人掛けは、パシフィックファニチャーサービスの机とJ.S. Funitureの椅子の組み合わせ。
最近の日本の家具メーカーはミッドセンチュリーの家具をブラッシュアップしていて、デザインも良くてしっかりしているものが多いです。
スチールをアクセントで使っていて、少しだけ男子っぽいです。
座面は布張りのクッションで座りやすいです。
一番奥の2人掛けのセットは、梶ヶ谷ファニチャーのスチーブン。
実は日本に8脚しかありません・・・。しかも、テーブルとのセットは日本にここだけ。
謎のインデーズ家具屋さんです。
でも、座り心地はバツグンです。カップルで眠ってしまったお客様もいました。
かなりお値段はしますが、購入できます。気になる方はお声を掛けてください。
壁に掛けてあるアートもno name parishさんにセレクトして頂きました。
ハンガリーのヴィンテージポスターや、アインシュタインの名言をデザインしたハンドスクリーンプリントなど。
実は売っていますので、こちらも気になる方はお声を掛けてください。
no name parishさん
http://www.nonameparish.com/
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